午前8時、満たされた気分で「Brød(ブロード)」を出る。
日射しはかなり強いけど、歩けないほど暑くもないか。

すぐ目の前の広場には、新しい地下鉄路線の駅が建設中で、
google mapにはすでに表示されている。
早く完成するといいのにな。


次の目的地に向けバスに乗ろうと、大通りを目指す。

若めの男性が犬連れで通り過ぎ、
さりげなく道のゴミを拾ってゴミ箱に捨てていた。

なんとなく印象に残った光景。

IMG_7484

途中、Irma(イヤマ)でお水を買う。

開店は7時のはずが、店内はまだ寝ぼけている感じ。

IMG_7485

開店後2時間後くらいまでは、
品出し中で店内通路に商品が氾濫、
なんてことは欧州では、ほぼデフォルトと知る。
(旅程前半で訪れたワルシャワでは、
開店時間になっても、スタッフが来なかった!)


半袖シャツにネクタイを締めつつ、
太い腕には隙間なくタトゥーのおじさまに、
大変優しくお会計してもらう。

コペンハーゲン旅行期間中は、
「それはもはや服」という程、
広範囲にタトゥーが入った老若男女を見かけた。

ママもタトゥー、おばあちゃんもタトゥー。
ガイドブックからは読み取れなかった光景。


大通り沿いを気ままに歩いて、
適当なところでバスに乗る。

街の規模感か、
治安の良さなのか、
パリなどと比べると、コペンハーゲン市内の移動はずっと気軽。

IMG_7436

いざ、
ここだけは絶っ対行く!と息巻いていた「Coffee Collective(コーヒーコレクティブ)」へ。

楽しみにしすぎて、「臨時休業」とかだったら立ち直れない…。

IMG_7443

「Coffee Collective Godhåbsvej」は、
わたしの膨らみ過ぎた期待を超える素敵な場所だった。

滞在中あと5回は来たい!と胸がいっぱい。

IMG_7440

IMG_7444

気持ちいい空間でリフレッシュし、
さきほどより少し気温が上がった通りを歩く。

目指すJægersborggade(イヤースボー通り)は徒歩でも15分ほど。


先ほどから続く壁越しに、豊かな緑が確認できる。
壁の切れ間に開かれた門があり、大きな公園のよう。

歩くのは好きでも暑さに大変弱いわたし、一休みしたくて中に入る。

IMG_7447

IMG_7448

まっすぐ抜ける緑の並木道。

昔、北海道大学の構内で見たポプラ並木を思い出した。
木陰のベンチを見つけ、一息。
湿気がないから、日陰はぐっと涼しくて気持ちいい。


いい公園だなぁ、とぼんやりしていたら、
犬の散歩をする人の合間に、お花を持ち連れ立つ人の姿がちらほら見える。


よくよく周囲を見渡すと、ここは墓地じゃないか。

こんな爽やかで気持ちいい場所なんて、きっとよく眠れる!

ここが墓地内であろうが、
一本道を疾走する自転車は健在なのが可笑しい。


*後から調べたら、一休みした墓地は、
アンデルセンも眠る、Assistens Cemetery(アシステンス教会墓地)でした。

Add Comments

名前
 
  絵文字
 
 
プロフィール

HAGI

映画と本、ヨーロッパと猫、珈琲のある風景が好きです。
Instagram @sage_hagi

ギャラリー
  • いくつになっても、人の視線は気になるのさ
  • いくつになっても、人の視線は気になるのさ
  • いくつになっても、人の視線は気になるのさ
  • いくつになっても、人の視線は気になるのさ
  • いくつになっても、人の視線は気になるのさ
  • いくつになっても、人の視線は気になるのさ
  • いくつになっても、人の視線は気になるのさ
  • とびきり洒落てて、少し哀しいモダン群像劇『フレンチ・ディスパッチ』
  • とびきり洒落てて、少し哀しいモダン群像劇『フレンチ・ディスパッチ』
記事検索